熊本馬刺しドットコムの「たてがみ(コウネ)」を喰らう!赤身との併せ喰いも一興

馬刺しレビュー

馬刺し愛好家の皆さん、こんにちは。

今回は、有名な馬刺し通販店舗である「熊本馬刺しドットコム」、その中でも希少部位である「たてがみ(別名コウネ)」を取り寄せじっくりと堪能してみた。

本記事では、熊本馬刺しドットコムの馬刺しを実際に食してみての率直な感想、そしてたてがみをより一層美味しく食す方法まで、余すことなくレポートしていく。

熊本馬刺しドットコムの「たてがみ」

今回私がいただいたのは、熊本馬刺しドットコムの商品である「たてがみ 30g」である。

単品なら約700円。食べ比べセットにも入っている。

引用:熊本馬刺しドットコム 公式サイト

商品は冷凍真空パックで送られてくる。

梱包箱を開けた瞬間目に飛び込んできたのは、綺麗な純白。驚くほどの真っ白である。

実食に向けて解凍していく。

パックをそのまま氷水に入れ冷蔵庫で10~15分放置する

熊本馬刺しドットコムの特徴はブロック肉であることだ。
スライスの状態よりも馬肉の表面積が小さいため、鮮度が落ちにくいというメリットがある。

自分でカットする必要がある点は面倒かもしれないが、コツさえ知ればそこまで難しくはない。
完全に解凍してしまうと非常にカットしにくいので、半解凍くらいでカットするのがコツである。
パックをそのまま氷水に入れて冷蔵庫で10~15分くらいでちょうどよい半解凍になる。そうしたらカットしていけばよい。

生食なのでまな板の衛生状態が気になる人はまな板の上に牛乳パックなどを開いてまな板代わりにしてもよい。

中心が少し硬い半解凍状態である

そうこうしているうちに丁度良い解凍が完了する。
あとは皿に盛り付ければ完成だ。

左側が上赤身、右側がたてがみ

ちなみに、今回は見栄えを重視してきれいにカットできる中央部のみを皿に盛りつけた。
どうしても端の部分は細かなカットになってしまうので、別皿に用意した。

この手法は客人に出す際におすすめだ。

端の小さな肉は別皿に盛り付けて食べる

また、別皿でなくとも同じ皿の端の方に山にように盛り付けるのも悪くない。(下写真)
ちなみに、この一皿で50gである。

左手前にメインの肉がある方が見栄えが良かったか。写真は逆にしてしまった。

いざ、実食!熊本馬刺しドットコムのたてがみの味わい

それでは、実食タイム。

馬刺しにビール、贅沢な晩酌である

まずは何もつけずにそのまま一口…。

意外と美味いぞ!

見た目こそ脂身そのものなので「牛脂みたいだな…」と思ったが、意外にも口に入れると思っていた脂身とは異なる食感と味だった。

確かに油感はあるが意外とあっさりしており、油っこさはそこまで感じなかった。
とはいえ脂身ではあるので、脂身のほとんどない赤身よりはこってり感はある。こっさりとでも言うべきか。

食感もまったりした舌触りながら若干コリコリしており、不思議な食感が楽しめた。
柔らかめのイカが近いかもしれない。

評価項目評価感想
見た目★★★★非常に綺麗な色合いである。
変色している様子もなく、新鮮さが伺えた。
一方で見た目は牛脂感がある(そういうものなので仕方ないが)。
香り★★★★★臭みは全くなかった。
鮮度が落ちてくると臭みが生じるものだが、
鮮度低下の様子はなかった。
食感★★★★★脂身っぽいまったりした舌触りである一方、
コリコリとした噛み応えもある不思議な食感。
非常におもしろい。
味・旨味★★★★あっさりかつこってりとした甘味・旨味である。
人によっては油感が強いか。
※そんな人は霜降りや赤身がおすすめ
コスパ★★★★★1食で約700円と高い値段ではある。
しかし品質を考えるとコスパは最高峰。
居酒屋などで食べるよりは安いだろう。
※個人の感想です

おすすめの食べ方

熊本馬刺しドットコムでは特製タレもセットで購入できる。

この特製タレがまた旨いのだ。
調味料としてこのタレを付けておけば間違いない。

しかし、今回はレポートをお届けする目的もあるので、特製タレに加えて定番の調味料も用意した。

左から
・特製タレ
・生姜醤油
・ごま油+岩塩
である。

馬刺し調味料における三種の神器である

特製の甘めのタレと、ピリッとした生姜醤油、素材の味を堪能するごま油+岩塩。

これらの調味料が濃厚な赤身の旨味を引き立て、絶妙なハーモニーを生み出す。

また、玉ねぎや小ネギなどの付け合わせを加えることで、最後まで飽きずに楽しむことができるわけだ。

たてがみと各調味料の組み合わせレビューは以下の通り。

調味料評価感想
特製タレ★★★★とにかく美味い。甘辛タレが非常に合う。
人によっては若干こってり感が強い。
生姜醤油★★★★★筆者は一番うまいと感じた。
たてがみの甘味に生姜醤油のピリっと感が非常に合う。
ごま油+岩塩★★★悪くはないが、さすがに油感が強すぎた。
ジャンクな感じが良い人にはおすすめかも。
※個人の感想です

赤身との併せもまた一興

馬刺しの定番部位のひとつに赤身がある。

赤身は脂分が少なく、非常にあっさりとした味わいだ

あっさりとした赤身は、こってりしたたてがみと一緒に食べるとこれまた美味い。

赤身とたてがみを重ねて食べる

脂身のほとんどない赤身に、ほぼ脂身であるたてがみを合わせると脂感が増してジューシーになる。

このように食べると霜降りに似てると言う人もいる。
個人的には霜降りよりもフタエゴの方が近いと思うが、いずれにしても美味い食べ方である。

赤身とたてがみの併せで食べるなら、調味料は生姜醤油がおすすめだ。

熊本馬刺しドットコムの通販、実際どうであるか?

馬刺し好きが高じて様々な通販を試してきた一ユーザーとしては、「熊本馬刺しドットコム」の馬刺しはやはり別格であると感じる。

しかし、良い点ばかりではないため、率直な感想を共有したい。

良い点気になる点
品質が高く味が良い価格は高めである
部位の種類が豊富送料が気になる場合がある
贈り物として高評価梱包がやや過剰
(メリットでもある)
衛生管理が徹底されており安心

熊本馬刺しドットコムの良い点

まずは良い点から述べる。

何と言っても品質が高く味が良いことである。
特に、とろけるような霜降りの食感は口にした驚くこと間違いなし。赤身も一般的なものとは異なり、味が濃く食感も良い。
あとは地味に特製タレが美味い。もう馬刺しは全部このタレでいいんじゃないかというくらい美味い。

この霜降りが本当に美味い、付属の特製タレで食べるのがおすすめ

部位の種類が豊富であることも見逃せない。
霜降りや赤身などの定番部位からフタエゴなどの希少部位まで、多様な味わいを堪能できるのは大きな魅力である。

特に、フタエゴなどはなかなかスーパーで売っていないので通販でしか食べられない感もある。

引用:熊本馬刺しドットコム公式サイト
食べ比べセットなら一気に色々な部位を楽しめる

また、贈り物として利用した際非常に喜ばれることが多い。
・馬刺しはシンプルに美味い
・冷凍で賞味期限切れを気にする必要がほとんどない
・調理が簡単で手間を取らせない(おいしい食べ方の冊子も付いてくる)
・梱包もしっかりしており贈答用としてふさわしい高級感がある
このように、贈答用として使いやすい条件がそろっている。

高級感のある化粧箱で送られる
父の日用途ならメッセージカードをつけることもできる

また、衛生管理を徹底している安心感も重要な要素である。
馬刺しは生食する食品であるため、衛生面を気にする人は多いだろう。

その点、熊本馬刺しドットコムでは国際的な安全管理システムHACCPに対応する徹底した管理体制のもと厳格な衛生管理が実施されており、衛生面においても安心できる。

熊本馬刺しドットコムの気になる点

一方で、気になる点もある。

第一に、価格は決して安価ではない
価格は概ね1人前で1,000円程度と、夕飯の晩酌としては豪華な水準だ。
また、一部地域や店舗限定だが業務スーパーなどの馬刺しと比較するとどうしても高価に感じられる。
特別な日のご褒美や贈答用としては最適であるが、「今夜の晩酌用のつまみに買っとくか」という日常的な感覚で気軽に注文するには躊躇する場面も存在する。

第二に、送料が必要であるということだ。
本来は通販なら送料が掛かって当然だが、楽天やAmazonでは送料無料というケースも多くある。
熊本馬刺しドットコムでも食べ比べセットなど送料無料になる商品が一部あるが、少量の購入の場合は送料が発生するため少量の購入の場合には割高感がある。

第三に、これは個人的な見解であるが梱包がやや過剰であると感じる。
自宅用としてはもう少し簡易的な包装の方が都合が良い。廃棄が面倒くさいのだ。
ただ、長所と短所は表裏一体、しっかりとした包装で贈答用としてはピッタリなのである。
あくまでも個人的見解であることに留意されたい。

熊本馬刺しドットコムの総論

以上の点を踏まえても、やはり熊本馬刺しドットコムの馬刺し通販は格別であると言わざるを得ない。

特に、あのとろける霜降りの味は他の追随を許さない。
故に、価格は高めであるものの、特別な日の贅沢や大切な人への贈り物としては依然として最良の選択肢の一つであると考える。

結論を以下に示す。

良い点
  • 品質が極めて高い。特に霜降りの味わいは格別。
  • 部位の種類が豊富で、多様な味を楽しめる。
  • 贈り物としての評価が高い。
  • 衛生管理が徹底されており、安心感がある。
気になる点
  • 価格は高めである。
  • 送料が気になる場合がある。
  • 梱包がやや過剰である可能性がある(個人的見解)。

それでも、本物の美味を求めるならば、熊本馬刺しドットコムの馬刺しは試す価値があると推奨する。

自身の財布と相談しつつ、特別な機会にその極上の味を堪能してみてほしい。

公式サイトはこちら

馬刺しの「たてがみ(コウネ)」とは何か

ここで、馬刺しのたてがみ(別名コウネ)について改めて解説しよう。

馬刺しにおける「たてがみ」は、馬の首筋、いわゆる鬣(たてがみ)の下部分の皮下脂肪を指す。

地域によっては「こうね」とも呼ばれる。

その独特な見た目と食感、そして味わいは、赤身とは全く異なる魅力を持つ部位である。

  • 色: 乳白色または薄いピンク色をしており、見た目は脂身そのものである。
  • 食感: 口に入れるととろけるような滑らかな舌触りが特徴である。噛むと、独特のコリコリとした食感があり、他の部位にはない感触を楽しむことができる。
  • 味わい: 脂肪分が非常に多いため、濃厚な甘みとコクがある。赤身の淡白さとは対照的な、まったりとした風味が口いっぱいに広がる。
  • 栄養: 主に脂肪で構成されているためカロリーは高い。ただし、その脂肪は良質な不飽和脂肪酸を比較的多く含んでいるとされる。

一般的には、薄くスライスして生姜醤油やニンニク醤油などの薬味をつけて食されることが多い。
付け合わせにネギや大葉などの香味野菜を添えることで風味が増し、より美味しく味わうことができる。

また、たてがみはその濃厚な味わいから赤身と一緒に食されることも多い。
赤身のさっぱりとした旨味と、たてがみの濃厚な甘みが絶妙なハーモニーを生み出す。

まとめ

以上、「熊本馬刺しドットコム」の馬刺しを実際に味わってみたレポートをまとめた。

脂身ならではの甘みと独特な食感じはとても美味く、そして楽しい。
馬刺し好きなら一度は試してほしい逸品である。

自宅で本格的な馬刺しを堪能できる贅沢を、ぜひ皆さんも味わってみてほしい。
きっとその美味しさに魅了されるはず。

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